四十八願お寺参り

 

去る令和元年10月24日(木) 四十八願お寺参りの旅を開催しました。

今回は岸和田の浄土宗正覚寺様と河内長野の真言宗観心寺様を参拝させていただきました。

 

 正覚寺様のご住職である阪口祐彦上人には知恩院布教師会で共に役員をさせていただいて大変お世話になっている方です。今回もぜひお寺にお参りさせて頂いて、寺院の演技などを踏まえて阪口上人のご法話を賜りたく、希望がかなった形となりました。

 

ご住職の熟練された法話に、参加者も皆喜ばれていました。また寺宝も多数あり、大変珍しい天照大神が蓮の花の上に鎮座されたお像を特別に御開帳いただきました。(一般的には神様はお像として表現されません) またお念佛行者の徳本上人のお像も拝見させて頂きました。阪口上人は「古くていいものはできるだけ残したい」というモットーで四百年続く伽藍を、お檀家さんご協力のもと改修を重ねながら維持されていて、大変参考になりました。

 

 その後、河内長野に移動して、昼食は観心寺様が経営しているレストラン「庫裏」にて

地元の野菜を使い、工夫された絶品の精進料理を堪能しました。

 

 

昼食後、雨降る中、広い境内を歩き本堂をお参りしました。ご本尊の如意輪観音像は秘仏のため、拝することはできませんでしたが、ご住職のお話を拝聴して、心を落ち着ける法を実践させて頂きました。崇高な空気の流れる境内と精進料理の効果もあってか、文字通り自分の煩悩にまみれた心を少し観ることができた気がします。

 

 ご住職と奥様が知恵をしぼって、レストラン経営や写仏経などお寺に人を集める方法を考えられたことは大変勉強になりました。二十名の方が参加されましたが、普段個人では行けないところ、見られないものもたくさんあってか皆さん喜ばれておりました。

 

来年はいよいよ知恩院御影堂が落慶いたします。皆様からも改修に際したくさんのご浄財を頂き本当にありがとうございました。ぜひ一度、皆で団体参拝をしたいと思います。日にちは来年の十月を予定しております。 ぜひご参加くださいますようお願いいたします。