お彼岸報告

 

去る平成29年9月24日(日) 午後1時より4時半まで東光寺本堂にて春のお彼岸法要を修し、50名を超す檀信徒の方々がご来寺されました。

 

まず冒頭に病気療養中の先代住職が自身の病状や三宝について15分ほどお話をさせていただきました。

その後、おつとめ、お説経(60分2席)、塔婆回向、御詠歌奉修、終わりのおつとめをいたしました。

 

塔婆回向は1霊500~1000円でお檀家さんより塔婆申し込みしていただき、それを参加者全員でお念仏回向いたします。

お檀家様の大切な先立ちし人に対して、お念仏の善根功徳を回し向けさせていただきました。

そのことによって、故人は仏様への道が進むとともに、娑婆世界で生きている私たちに心の安穏をもたらしてくださいました。

また他の方の善い行いを檀信徒同士喜ばせて頂くこと(随喜)も大変ありがたいことです。 

 

 

お説経については、兵庫教区 神戸組 一乗寺ご住職村田光融上人より拝聴させていただきました。

 

1席目

定点をしっかりともつ。私たちは「人に迷惑をかけないような」行いを悪としているが

相手ではなく、自分を対象とする必要がある。つまり自分が自分を大切にするために良い行いをすることが大切。人の評価はあとにして自分の気持ちを基準にしてはどうか?

お釈迦様は「やったあとで後悔して泣くような行為は善ではなく、やったあとで喜びが生じ、心が満ち足りるような行為が善なのです」とお示しされた。そのお言葉を頼りに行動を変えていく。

「魔がさす」という言葉がある通り、心というものは捉えがたく、はずみで人を傷つけてしまう場合がある。自分の欲によって自分が苦しくなっていくので、とにかく身のふるまい、口のふるまいを正していく

 

2席目

世の中には聞き間違い、意味のとらえ違いが多々ある。例えば汚職事件をお食事券と間違えたりする。 往生という意味も今は立ち往生というように困った意味でつかわれるが本来はお浄土に往き生まれるといういい意味の言葉である。

お焼香の意味もしっかりと受け止めなければならない

①場所を清める ②身と心を清める ③仏様、ご先祖様に供養する

願わくはわが身、わが心というように自分の為に仏教を実践していくことが大切

 

上記の内容でした。

 

仏教徒としての基本的な行いについて、真正面から説いてくださいました。

村田上人のお人柄がにじみ出る実直なご法話で大変ありがたく拝聴させていただきました。

今回は14軒の方が粗供養をしていただき,参詣者にお持ち帰りいただきました。

そのほかにもたくさんのお檀家様からお米や果物などご本尊にお供えいただきましたこと心より御礼申し上げます。

 

次回もぜひお参りくださいませ。

東光寺では年3回の法要(春、秋彼岸、お十夜)お説経を聴聞していただけるサポーターも募集しております。

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