お彼岸報告

去る平成29年3月18日(土) 午後1時より4時半まで東光寺本堂にて春のお彼岸法要を修し、50名を超す檀信徒の方々がご来寺されました。

法要プログラムはおつとめ、2席のお説経、塔婆回向、御詠歌奉納で構成されています。

 

塔婆回向について、お檀家様の大切な先立ちし人に対して、お念仏の善根功徳を回し向けさせていただきました。そのことによって、故人は仏様への道が進むとともに、娑婆世界で生きている私たちに心の安穏をもたらしてくださいました。

 

お説経については、福岡教区 黒瀬上人より(60分2席)拝聴させていただきました。

 

1席目

以前、福岡で思わぬ地震にあう経験をして、何事も不測の事態に備えて準備を怠ってはいけないと強く感じた。誰にも死は必ず訪れるものであるから、しっかりと死後のことに対して日ごろから準備をしなければならない

そのためには①所求(しょぐ):求めるところは極楽浄土 ②所帰(しょき):帰依するところは阿弥陀仏 ③去行(こぎょう):修する行はお念仏

この3つを常に心がけてお念仏の生活をしていく。

 

2席目

心から変えるということはなかなか難しい。だからまず声に出す言葉を変えていく。

例えば、日々あることにたいして感謝の思いはあるんだけど100%思えないときもある、だからどんな些細なに対しても有難う と言う

仏教において行いが大切だが、行いには3つある。すなわち身(身のふるまい)、口(言葉のふるまい)、意(心のふるまい)の3業である

その中で心というのは一番言うことをきかない、気に入らないことがあったとき、腹立ちの心を出さないでおこうと思っていてもムカムカしてしまうときもある

身もなかなか言うことをきかない、楽なほうへ楽なほうへと流れていく 

一番いうことをきくのは口のふるまいである。できるだけ汚い言葉を使わない、

例えば「飯を食う」ではなく、「ご飯を頂く」と言う。声に引っ張られて心がついていく。

一番きれいな言葉は「南無阿弥陀仏」。お念仏を称えることによって、心がどんどんそだっていく。

上記の内容でした。

 

大変わかりやすい内容で、お檀家様も共感され、今後のお念仏生活がより充実したものになることでしょう。

14軒の方が粗供養をしていただきました

次回もぜひお参りくださいませ